歯は結品化して沈着(再石灰化)し、いつも溶けた分を補おうとしている。
砂糖を食べると、歯垢(歯くそ)のたちが悪くなる。
歯垢がねばって、歯を衣のように覆う。
その下で、虫歯菌が酸を出しつづける。
唾液からのカルシウム補給も、届きにくくなる。
そこで「砂糖で虫歯ができる」というわけだ。
でも、虫歯がエナメル質に限られた軽度のものなら、自然修復も十分に可能というのが新知識です。
具体的には、軽い虫歯として自然修復をめざす。
甘いものをぐんと減らしきちんと磨いて歯垢を取り除く、の2つを実行すると、早ければ何カ月か、遅ければ何年かのうちに、白斑は消失するか、消えぬまでも歯質が強くなって、虫歯から脱出できる。
最近の歯科雑誌には「治った症例」の写真が続々と載りはじめた。
ただ、虫歯になったのは、甘いものの食べすぎと、歯磨き不足のため。
この状況を覆して、厳しい治療に成功するには「心がけを改めて」努力する覚悟が必要だ。
甘い間食は「週1回程度」せいぜい「日に1回」。
とくに悪いのはジュースとアイスクリームでこの2つは全廃すること。
日に1度はきちんと磨き甘い間食のあとも必ず磨く。
週1回、親子で歯垢検査液を使って、磨けているかどうか確かめるとよい。
歯科医でフッ素系の液を時どき塗ってもらうと、回復が早い(フッ素系の液を塗ってもらう素塗布)。
また、茶色くなった虫歯や奥歯(ことに咬み合わせ面)などは、自然修復でいけるかどうかシロウト判断が難しい。
白斑の性質にもよることなので、基本的に歯科医との共同作戦だろう。
この自然治癒を早くから観察してきたKさんによると。
象牙質に入りこんだ虫歯でも、きちんと養生すると、多少は再石灰化による回復を示す。
ついでだが、年配者の慢性化した虫歯も、回復はしなくても、進行しないことがある。
ただ、歯科医すべてに、この新姿勢が普及しているとはいえない。
大学の予防歯科(口腔衛生)か、小児歯科専業(看板に「一般歯科」「矯正」などがない)の開業医に相談してみたらどうだろうか。
フッ素塗布してくれる歯科医なら。
保健所で教えてくれるかもしれない。
なお、白斑は歯がぬれていると分かりにくい。
顔を仰向けて、ティッシュで歯を押さえ唾液をぬぐうと、よく見えてくるという。
痛い虫歯水でしみたら受診しよう。
水でしみる段階が苦労を免れる最後のチャンス。
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